新年のご挨拶ー会報187号より

昨年のTOTOMOの活動の中心は図書館との市民協働事業の取り組みでした。協働事業を行うのは2回目で、今回は二つの地域館(玉縄、腰越)と協働して、プレイベントを含めると、あわせて11の事業を展開しました(うち一つは悪天候のため中止を余儀なくされましたが)。さいわい参加された市民の方々からは好評をいただき、自分が住む地域の歴史・文化や自然環境の素晴らしさに気づかされたという声が多く寄せられました。

 これをきっかけに地元の図書館にたいしてより親しみを感じていただけたのではないかと思いますし、地域館の存在意義をアピールできたのではないかと考えます。また、それぞれの事業を実施するにあたってご協力をいただいた鎌倉広町の森市民の会、玉縄歴史の会、憩い宿の皆様には厚くお礼を申し上げたいと思います。これを機に今後も地域館との協力関係が維持・発展していくことを期待しています。

 協働事業を成功させることで、やっぱり地域の図書館は大事だねということが目に見える形で示すことができたと考えます。そして同時にこのことが地域館の運営体制にも良い結果をもたらすことを願っています。

 

 さて、今年はTOTOMOが発足して満20年になります。節目の年なので記念事業の実施を予定しています。今後も地道で効果的な活動を積み重ね、何らかの結果を出していくというスタイルを堅持しながら、20周年の節目に、また一歩飛躍できればと考えています。